
去る1月28日、メモリアルホールみつわのスタッフによる地域の病院の地域ケア科の皆さんへ「納棺師の役割とは?」というテーマでプレゼンテーションを行いました。
そもそも納棺師とはどんな役割を担う人のことでしょうか。
まずは、みつわに在籍する納棺師が所属する「株式会社納棺協会」という会社についてご紹介いたします。
~株式会社納棺協会の歴史~
昭和44年に創立、以後15年間個人事業として展開。
昭和59年、株式会社 納棺協会として組織化。
◆規模
現在全国に150名の納棺師が在籍。
事業所は全国に19県25箇所。
◆最近の話題
映画「おくりびと」NKエージェントのモデル会社。
俳優への技術指導ほか、納棺用品などの提供。
~主な納棺師の仕事~
◇起源
儀式としての湯灌からの派生
◆「おくりびと」のように。
「おくりびと」=「メイクドレス」(湯灌)
※ 亡くなった方のお身体を洗い清める儀式です。枕経などの前におこないます。
◆基本施行
・メイクドレス(消毒・防腐・着替え・化粧)
・ボディケアシャワー(浴槽内全身洗浄)
・その他(毛染め・パーマ・マニキュア・爪切り)
◆軽度処置
・修復・復元処置(変色・陥没・裂傷・変形・衰退など)
・縫合・復元処置(腕、足、頭部、顔面など)
◆重度処置
・重度縫合(上半身、下半身など)
・全身修復(傷、火傷など)
◆エンバーミング(長期保存のための技術)・海外移送など
※海外輸送などが必要になるのは、例えば外国人労働者が亡くなった場合など
納棺師が行う処置はお亡くなりになられてから葬儀までのご遺体の保全が第一となります。
ごく一般的な死因によりお亡くなりになられたご遺体には特殊な処置は施しませんが、
納棺師の処置が必要になる場合に、事故死や変死というケースが少なくありません。
その場合、まずご遺体に保全処置を施し、ご遺族様との対面をできるだけ可能にするということが第一の目的になります。
一拭き一拭きが生前の疲れを落とし、「お疲れ様」と声を掛ける『湯灌(ゆかん)』の儀式から派生した納棺師ですが、死化粧や着せ替え、様々な処置はすべてご遺体とご遺族の最後の対面を心安らかにするものであり、これこそが納棺師の役目であると考えております。
まれに死後の処置に関して病院役割と葬儀社の役割がまったく同様である思われることがありますが、それぞれの役割は違っていて、病院は亡くなった直後の処置を、葬儀社はそこから更に葬儀当日までの処置を目的に行います。
そういった役割の違いという観点で、今回のプレゼンテーションは意見交換ができ、大変有意義な場であったのではないかと思います。
このたび、ご協力いただきました病院関係者の皆様、誠に有り難うございました。
ご興味がおありの方、何か疑問に思う事などございましたら随時相談窓口を設けておりますので、お気軽にご相談下さい。
広報担当 : 篠原
納棺協会のHPはこちら
納棺師についてのお問い合せ窓口 電話 : 0267-92-1123 (24時間365日対応)